牛肉のホルモンとはどこの部位?おすすめレシピや美味しく食べるコツも解説!
私たちが普段食べている牛肉には、ホルモンと呼ばれる部位がたくさんあります。
焼肉屋やステーキハウスでよく見る牛タンやレバーも、ホルモン肉の一種です。
今回は、牛のホルモンにあたる部位の肉における特徴を解説します。
牛ホルモン肉のおすすめ調理方法や食べ方のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
牛肉のホルモンとはどんな部位?特徴を解説
牛肉のホルモンとは、内臓や臓器の部位を指します。
焼肉はもちろん、煮込み料理に使用されることが多く、それぞれの部位に独特な食感と風味があります。
例を挙げると、レバーは柔らかく濃厚な味わいで鉄分が豊富、ハツはコリコリとした食感で旨味が強いのが特徴です。
ビタミンやミネラルも豊富に含まれている部位が多く、栄養価が高いのもポイントです。
焼肉として炭火で焼いたり、煮込み料理に使うことで、さらに深い味わいを楽しむことができます。
牛ホルモン肉の主な種類
牛肉の中でホルモンにあたる部位は、主に以下の10種類です。
- 牛タン
- ハツ
- ミノ
- ハチノス
- センマイ
- ハラミ
- レバー
- マルチョウ(丸腸)
- シマチョウ(しま腸)
- テール
皆さんがよく目にする牛タンやミノ、ハラミといった部位も、ホルモンの一種に分類されます。
それぞれの部位の特徴や、おすすめな食べ方を解説します。
牛タン
タンは牛の舌の部分で、独特の弾力とジューシーさが特徴です。
脂肪が少なく、さっぱりとした味わいがあります。
薄切りにして短時間で焼き、塩コショウでシンプルに味付けして食べるのがおすすめです。レモンを絞って食べると、さっぱりとした風味が楽しめますよ。
ハツ
ハツは牛の心臓で、弾力のある歯ごたえが特徴です。
脂肪が少なく、コリコリとした食感と独特の風味があります。
短時間で強火にして焼き上げたうえで、塩やタレで味付けして食べましょう。
串焼きにしても美味しく、軽く炙ることで食感が引き立ちますよ。
ミノ
ミノは牛の第一胃で、しっかりとした歯ごたえと独特の風味が特徴です。
脂肪が少ない部位のため、噛むほどに旨味が広がります。
焼肉として、味噌ダレや塩ダレで味付けして焼くと美味しいです。
牛ミノ肉については、以下の記事も参考にしましょう。
https://niku-nagaoka.com/articles/wagyu_mino/
ハチノス
ハチノスは牛の第二胃で、蜂の巣のような見た目が名前の由来となっています。
柔らかく、さっぱりとした風味があります。
煮込み料理に最適で、トマトソースや赤ワインで煮込むと美味しいです。
中華料理の炒め物や火鍋にもよく使われる部位なので、興味が出た人はお店で注文してみましょう。
センマイ
センマイは牛の第三胃で、薄く切ったときに見える縞模様が特徴です。
さっぱりとした味わいで、独特の食感があります。
湯引きして、酢味噌やポン酢で和えるセンマイ刺しが一般的です。
辛味噌で和えた韓国風の食べ方もおすすめなので、ぜひ試してみましょう。
ハラミ
ハラミは牛の横隔膜の部分で、赤身肉に近い部位です。
柔らかく、ジューシーな味わいがあります。
焼肉として、シンプルに塩コショウで味付けし、強火でサッと焼くのが美味しいです。
レバー
レバーは牛の肝臓を指し、鉄分が豊富で独特の濃厚な味わいがあります。
柔らかく、なめらかな食感が特徴です。
焼いて食べる場合は甘辛いタレで焼くのが定番で、刺身として食べる場合は薄くスライスしてゴマ油と塩で味付けするのがおすすめです。
マルチョウ(丸腸)
マルチョウ(丸腸)は牛の小腸で、脂肪が多くジューシーな味わいがあり、ぷりぷりとした食感が楽しめます。
塩や味噌ダレで味付けし、カリッと焼いて食べると美味しいです。
煮込み料理にもよく使われる食材で、味噌煮込みにすると旨味が引き立ちます。
シマチョウ(しま腸)
シマチョウ(しま腸)は牛の大腸で、脂肪が多く濃厚な味わいが特徴です。
鍋料理にも適しており、もつ鍋にすると濃厚な出汁が楽しめます。
テール
テールは名の通り牛の尻尾の部分で、コラーゲンが多く含まれています。
ゼラチン質が豊富で柔らかくなるまで煮込むと旨味が引き立ちます。テールスープが定番で、じっくりと煮込んで旨味を引き出します。シチューやカレーに入れても美味しくいただけます。
牛ホルモン肉を使ったおすすめレシピ5選!
牛ホルモン肉を使ったおすすめレシピは、以下5つです。
- ホルモン焼肉
- ホルモン鍋
- ホルモン炒め
- ホルモンうどん
- ホルモンの味噌煮込み
ホルモン肉を美味しく召し上がれるよう、料理のポイントを押さえておきましょう。
ホルモン焼肉
牛ホルモン肉におすすめな料理として、まず挙げられるのが焼肉です。
牛ホルモンを食べやすい大きさに切り、ニンニクとショウガをすりおろして作ったタレに漬け込みます。
フライパンやグリルで焼き、ネギを加えて一緒に炒めるのがおすすめです。
タレの味がしっかりと染み込んだホルモンは、外はカリッと中はジューシーに仕上がります。
ホルモン鍋
牛ホルモン肉は、鍋にして食べるのもおすすめです。
牛ホルモンを湯通しして臭みを取り、鍋に鶏ガラスープを入れて味噌や醤油、コチュジャンで味付けします。
ホルモンと野菜を加えて煮込み、ニンニクを最後に加えて風味を出します。
長時間煮込むことで、ホルモンが柔らかくなり、スープに旨味が広がります。
ホルモン炒め
牛ホルモン肉は、炒め物にして食べるのもおすすめです。
牛ホルモンを軽く湯通しし、フライパンに油を熱してニンニクとショウガを炒めます。
ホルモンと野菜を加え、醤油、みりん、酒で味付けします。
味付けが終わったら、全体に味が馴染むまで炒め、野菜がしんなりするまで火を通しましょう。
ホルモンうどん
牛ホルモン肉は、うどんの具材として食べるのも人気です。
牛ホルモンを湯通しし、フライパンでホルモンを炒めます。
野菜を加えて炒めたら、醤油、みりん、砂糖で味付けし、少量の水を加えましょう。
次はうどんを加えて全体を混ぜ合わせ、ごま油を少し加えて風味を出します。
ホルモンの旨味がうどんに絡み、ボリューム満点の料理に仕上がりますよ。
ホルモンの味噌煮込み
牛ホルモン肉を使って料理を作るなら、味噌煮込みもおすすめです。
牛ホルモン肉を湯通しして臭みを取り、鍋にホルモン、ニンジン、大根、こんにゃくを入れましょう。
具材を入れたら味噌や砂糖、酒やみりんで味付けし、全ての材料が柔らかくなるまで煮込みます。
煮込む時間が長いほど、ホルモンが柔らかくなり、味が染み込んで美味しくなりますよ。
牛ホルモン肉を食べるときのポイント
牛ホルモン肉を食べるときのポイントは、以下3つです。
- 調理前に冷水でよく洗って血や汚れを取り除く
- 料理によって 焼き加減と煮込み時間を調整する
- 好みによって味をしっかり染み込ませる
作る料理に合わせて、ホルモン肉の取り扱い方法をしっかりマスターしておきましょう。
調理前に冷水でよく洗って血や汚れを取り除く
牛ホルモン肉を食べるときは、調理前に冷水でよく洗って血や汚れを取り除きましょう。
牛ホルモンは特有の臭みがあるため、調理前に冷水でしっかりと洗い、血や汚れを取り除くことが重要です。この下処理を丁寧に行うことで、臭みを抑え、料理の仕上がりが格段に良くなります。
料理によって焼き加減と煮込み時間を調整する
ホルモン肉は、調理方法によって食感が大きく変わるのが特徴です。
焼き料理の場合、中火から強火で短時間で焼き上げると、外はカリッと中はジューシーに仕上がります。
煮込み料理の場合は、じっくりと長時間煮込むことで、ホルモンが柔らかくなり、旨味がしっかりと引き出されます。
料理の種類に合わせて焼き加減や煮込み時間を調整しましょう。
好みによって味をしっかり染み込ませる
ホルモン肉は、他の部位と比べて味がしっかりと染み込みやすい部位です。
味付けを濃いめにすることで、ホルモンの独特の風味を引き立てつつ、食べやすくなります。
特に味噌や醤油、コチュジャンなどの濃厚な調味料を使うと、ホルモンの旨味がさらに増します。
下味をしっかりとつけ、ホルモン肉料理をより美味しく仕上げましょう。
牛ホルモン肉における種類ごとの美味しい食べ方を押さえておこう
牛ホルモン肉には様々な部位があり、それぞれに最適な調理法があります。
焼肉はもちろん、ホルモンうどんや鍋も国内外問わず人気の料理です。
牛ホルモン肉を食べるときは、調理方法に気を使いつつ、しっかり下味をつけて調理しましょう。
和風の味付けはもちろん、中華風や韓国風の料理に仕上げても美味しいですよ。
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