牛肉は太るって本当?ダイエット中の方が控えるべき部位やおすすめな調理方法を紹介!

「牛肉は太るからダイエット中は避けるべき?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
牛肉は調理方法や部位の選び方によって、ダイエット中でも安心して楽しめる食材です。
本記事では、牛肉における太りやすい部位や、ヘルシーな調理を作るポイントを紹介します。
ダイエット中でも牛肉を美味しく食べたい方は、ぜひ参考にしてください。
牛肉は本当に太りやすい?脂質とカロリーの関係を解説
「牛肉を食べる=太る」といったイメージを持つ方に向けて、まずは牛肉と太りやすさの関係を以下のとおり解説します。
- 牛肉のカロリーはどれくらい?部位による違いに注目
- 牛肉の脂質は「太る原因」になる?
- 牛肉の太りにくい部位や調理方法も存在する
牛肉におけるそれぞれの部位に含まれる脂質やカロリーをチェックし、先入観をなくしましょう。
牛肉のカロリーはどれくらい?部位による違いに注目
牛肉のカロリーは、選ぶ部位によって大きく異なります。
たとえば、脂の少ないヒレ肉は100gあたり約133kcal程度と比較的低カロリーなのに対し、脂の多いサーロインは100gあたり約298kcalと、おおよそ2倍以上です。
同じ牛肉でも部位によって脂肪の量が異なり、結果としてカロリーにも差が出ます。
「牛肉=高カロリー」という印象は一部の脂身の多い部位によるもので、選び方次第でカロリーを抑えられます。
牛肉の脂質は「太る原因」になる?
脂質が多いと太るというイメージを持つ方も多いですが、必ずしも脂質=悪というわけではありません。
脂質は体のエネルギー源として重要な栄養素であり、適量であれば健康維持に欠かせません。
ただし、牛肉のサーロインやリブロースなど脂肪分の多い部位を大量に摂取すると、カロリーオーバーにより脂肪が蓄積しやすくなる可能性があります。
脂質は1gあたり9kcalと高カロリーなため、摂取量や部位の選択に注意することが、太らないためのポイントです。
牛肉の太りにくい部位や調理方法も存在する
牛肉をヘルシーに楽しむには、赤身中心の部位を選びましょう。
ヒレ、モモ、肩などは脂質が少なく、カロリーも控えめなため、太りにくい部位としておすすめです。
また、調理方法も重要で、油を使わずグリルや蒸し料理にすることで、余分な脂をカットできます。
逆に、バターや油を多く使うステーキや炒め物はカロリーが上がりやすいので注意が必要です。
選び方と調理法を工夫すれば、牛肉はダイエット中でも取り入れやすい食材になります。
牛肉は太るって本当?気をつけるべき部位を紹介
牛肉を食べて太るのが怖い方は、以下の部位を避けるのがおすすめです。
- サシが多く入った「霜降り肉」
- 脂のかたまりに近い「バラ肉」
- 見た目以上に太りやすい「リブロース」
それぞれの部位が太りやすいと言われている理由や、食べるときの注意点も解説します。
サシが多く入った「霜降り肉」
霜降り肉は、赤身の中に細かく脂が入り込んだ状態の牛肉で、見た目も美しく口どけも良いのが特徴です。
しかし、その美味しさの正体は“脂質”。脂の量が非常に多いため、100gあたりのカロリーも高く、摂取量によっては太る原因になります。
特に焼肉やすき焼きなどで多く食べてしまうと、気づかぬうちに脂質とカロリーを過剰に摂取してしまう可能性があるので、量を意識して楽しむようにしましょう。
脂のかたまりに近い「バラ肉」
バラ肉は、赤身よりも脂身の比率が高く、「脂のかたまり」と言われることもあるほど。
100gあたり約371kcalと非常に高カロリーで、特に炒め物や焼肉など油を追加する調理法ではさらにカロリーが上がりやすくなります。
バラ肉は美味しいものの、脂質が多く消化に時間がかかるため、胃もたれしやすいのも特徴です。
どうしても食べたい場合は、茹でて脂を落としたり、少量に抑えたりなどの工夫をしましょう。
見た目以上に太りやすい「リブロース」
リブロースは一見すると赤身が多いように見えますが、実際は筋肉の間に脂が多く入り込んでおり、霜降りに近い部位です。
100gあたりのカロリーは約263kcalで、脂質も高め。ステーキや焼肉で人気の部位ですが、厚切りで食べると摂取カロリーも一気に増えやすくなります。
太りたくない場合は薄切りで使ったり、他の野菜と一緒にバランスよく食べたりするのがおすすめです。
牛肉を食べても太りにくくするための調理方法
ダイエット中も牛肉を食べたい方は、以下3つのポイントを意識して料理をしましょう。
- 茹でる・蒸すなど太りにくい調理方法を選ぶ
- 焼くときは油を使わずに出た脂を拭き取る
- 野菜をたっぷり添えて食べ過ぎ防止に努める
それぞれのポイントを具体的に解説します。
茹でる・蒸すなど太りにくい調理方法を選ぶ
牛肉をヘルシーに食べたいなら、調理方法を意識して選びましょう。
「茹でる」「蒸す」といった加熱法は、余分な脂を落としやすく、カロリーカットに効果的です。
特にしゃぶしゃぶや蒸し野菜と合わせた肉料理は、脂がスープや水に溶け出すため、食べたときのカロリーを抑えられます。
焼き肉よりも満足感は控えめに感じるかもしれませんが、ダイエット中でも安心して楽しめる調理法です。
焼くときは油を使わずに出た脂を拭き取る
焼く調理法を選ぶ場合は、フライパンに油を引かず、肉から出た脂をしっかり拭き取ることがポイントです。
テフロン加工のフライパンやグリルパンを使えば、追加の油が不要で調理可能。
キッチンペーパーで浮いてきた脂をこまめに取ることで、摂取する脂質量を減らせます。
焼き方ひとつで大きくカロリーが変わるため、調理中の「油対策」は太らないための重要な工夫です。
野菜をたっぷり添えて食べ過ぎ防止に努める
牛肉をヘルシーに楽しむには、肉だけで満腹感を得ようとせず、食物繊維が豊富な野菜を一緒にとることが大切です。
野菜には噛みごたえがあり、咀嚼回数が増えることで満足感を得やすくなります。
また、ビタミンやミネラルのバランスも整いやすく、脂肪の吸収を抑える働きも期待できます。
サラダや温野菜を添えたり、牛肉を野菜炒めの具として使ったりすると、工夫次第で食べ過ぎ防止にもつながります。
牛肉は部位や食べ方によって肥満ではなく健康にも繋がる
牛肉は「太りやすい」と思われがちですが、食べ方を工夫すれば肥満の原因にはなりにくく、むしろ健康維持に役立つ食材です。
脂質が少ないヒレやモモなどの赤身肉を選び、茹でる・蒸すなど脂を落とす調理法を取り入れれば、カロリーを抑えつつ良質なたんぱく質を摂取できます。
また、野菜と一緒に食べることで栄養バランスも整い、満腹感が得られやすくなるため、食べ過ぎ防止にも効果的です。
正しい選び方と食べ方を意識すれば、牛肉はダイエット中でも安心して楽しめる食材といえるでしょう。