牛肉は何歳から食べさせてよい？おすすめな離乳食や選び方の注意点を解説！
赤ちゃんの離乳食に牛肉を取り入れるタイミングや、安全な選び方が気になる方も多いのではないでしょうか。
牛肉は鉄分やタンパク質が豊富で、赤ちゃんの成長に必要な栄養を補えるものの、与える時期や調理方法には注意が必要です。
この記事では、離乳食に適した牛肉の調理方法や食べさせるときの注意点を詳しく解説します。
牛肉を使った離乳食を「いつからどうやって食べさせるべきか」不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
牛肉は何歳から食べさせてよい？
赤ちゃんに牛肉を与え始める適切な時期は、離乳食後期の生後9～11ヶ月頃です。
脂肪分の少ない赤身肉（もも肉やヒレ肉）を選び、ゆでてすりつぶし、なめらかにしてから与えましょう。
初めて牛肉を与える際は、少量から始め、赤ちゃんの体調を観察し、アレルギー反応などがないか注意深く見守ることが大切です。
牛肉を小さなお子様に食べさせるときのポイント
牛肉を小さなお子様に食べさせるときのポイントは、以下4つです。
- 脂肪分が少なく食べやすい部位を選ぶ
- 柔らかくなる調理法で食べやすくする
- 摂取目安量を参考にしつつ食べすぎに注意する
- アレルギー症状が出たら与えるのをやめる
大切なお子様へ牛肉を使った料理を食べさせるうえで、知っておくべきポイントを押さえておきましょう。
脂肪分が少なく食べやすい部位を選ぶ
赤ちゃんの消化器官は未熟であり、脂肪分が多い部位は負担となる可能性があるため、脂肪分の少ない赤身の部位（もも肉やヒレ肉など）を選びましょう。
脂身が多い牛ひき肉は、離乳食完了期（生後12～18ヶ月頃）から与えるのが望ましいとされています。
牛肉は鉄分が豊富な食材であり、食べやすい形にすることで消化吸収を助けることが可能です。
柔らかくなる調理法で食べやすくする
牛肉は加熱すると固くなりやすいため、調理法に工夫が必要です。
薄く片栗粉をまぶしてから加熱すると、肉が固くなりにくく、赤ちゃんでも食べやすくなります。
細かく刻んだり、すりつぶしてペースト状にしたりすると、飲み込みやすくなります。
シチューやスープにすると柔らかくなるので、離乳食にも適した形にしましょう。
最初はスプーンひとさじから試し、徐々に量を増やしていくのがおすすめです。
摂取目安量を参考にしつつ食べすぎに注意する
赤ちゃんの胃腸はまだ発達途中のため、一度に多量を与えると消化不良を起こす可能性があります。
初めて牛肉を与える際は、子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
離乳食後期（生後9〜11ヶ月頃）には10〜15g、完了期（生後12〜18ヶ月頃）には15〜20gくらいを目安にすると良いでしょう。
1日1回程度を目安にし、他の食材とバランスよく取り入れることが大切です。
アレルギー症状が出たら与えるのをやめる
牛肉は食物アレルギーの原因となることがあるため、初めて食べさせる際は慎重に進めましょう。
初回は少量を与え、食後30分〜1時間ほど様子を観察し、皮膚のかゆみや赤み、下痢などの症状が出ていないか確認します。
もし異変が見られた場合は、すぐに牛肉の摂取を中止し、小児科医に相談しましょう。
最初のアレルギー反応が起きるリスクを下げるためにも、加熱した状態で与えるのがおすすめです。
【ママの皆様必見】牛肉を使ったおすすめ離乳食5選
お子さんの生後9〜11ヶ月頃の離乳食後期におすすめな、以下4種類のメニューを紹介します。
- 牛すき
- 牛肉まぜご飯
- 牛肉とブロッコリーの炒め物
- 肉じゃが
それぞれの料理における作り方のポイントや、小さなお子様に食べさせるときの注意点も解説します。
牛すき
薄切りの牛肉と野菜を甘辛く煮た「牛すき」は、離乳食後期のお子様にも適したメニューです。
牛肉は脂肪分の少ない部位を選び、細かく刻んでから使用します。
野菜（玉ねぎ、にんじん、白菜など）は柔らかく煮て、食べやすい大きさに切りましょう。
味付けは薄めのだし汁と少量の醤油で調整し、甘さを控えめにします。
初めて与える際は、少量から始めてお子様の反応を確認してください。
牛肉まぜご飯
牛肉と野菜を細かく刻み、ご飯に混ぜ込む「牛肉まぜご飯」は、栄養バランスが良く手づかみ食べにも適しています。
牛肉は脂肪分の少ない部位を選び、しっかりと加熱してから細かく刻みましょう。
野菜（にんじん、ピーマン、ほうれん草など）は柔らかく茹でて刻み、ご飯と混ぜ合わせてください。
味付けは薄めのだし汁や野菜の煮汁を使用し、塩分を控えめにします。
お子様が食べやすいよう、一口サイズのおにぎりにするのもおすすめです。
牛肉とブロッコリーの炒め物
牛肉とブロッコリーを使った炒め物は、鉄分やビタミンを補える栄養価の高いメニューです。
牛肉は脂肪分の少ない赤身を使用し、食べやすい大きさに刻みます。
ブロッコリーは柔らかくなるまで茹で、細かく刻んでおくと食べやすくなるのでおすすめです。
油は控えめにし、炒める際はだし汁を加えることで風味をアップさせます。
味付けは薄めにし、しょうゆやみそは少量にとどめるのがポイントです。
肉じゃが
和食の定番である「肉じゃが」は、牛肉と野菜の旨味がしみ込んだ離乳食向けのメニューのひとつです。
牛肉は脂肪分の少ない部位を選び、細かく刻んでから加熱しましょう。
じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどの野菜はしっかり煮込んで柔らかくします。
赤ちゃんにも安心して食べさせられるよう、味付けは薄めのだし汁で煮るのがおすすめです。
牛肉のうま味が野菜にしみ込むことで、食べやすい味わいになります。
初めて食べさせる際は、少量ずつ様子を見ながら与えましょう。
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